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MR(医薬情報担当者)数の推移と女性MRのこれから

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[ 2013年09月19日(木) ]

MR(医薬情報担当者)数の推移と女性MRのこれから公益財団法人MR認定センターの『MR白書』2013年版が公開されましたね。
その中にMRの人数の推移に関する記載がありましたので、ご紹介したいと思います。

1.MR総数
2011年のMR総数は6万3875人であったのに対し、
2012年は6万3846人とほぼ横ばい。(昨対99.95%)

2.MR管理職
MRの管理職の人数は、2011年の8697人から、
8410人に微減。(昨対96.70%)

3.女性MR数
2011年に8591人だったところから、2012年は8711人に増加。

昨年はパテントクリフの影響もあって、MR採用が見送られる企業も見受けられたものの、実際にはMR人口はほぼ横ばいという結果に。一方、女性MRは着実に増え、全体の中でも女性が占める割合が増えていることがわかります。近年の女性MRの増加傾向はめざましく、2002年時点ではわずか3626人だったことを踏まえると、ここ10年で2.5倍近く増加したことになります。

以前「女性がMRをやるのは大変…というのはもう昔の話!? その2」でご紹介したように、ファイザーやイーライリリー、MSD、ヤンセンファーマ、グラクソ・スミスクラインなどを筆頭に、各社とも女性キャリア制度に力を入れています。この女性MR数の遍歴はまさにそんな各社の取り組みの賜物と言えますが、女性管理職数は、79人(2011年)から71人(2012年)へダウン。女性管理職の減少率は10.3%と、管理職全体の減少率3.3%と比較して3倍の結果になりました。

また、MR白書には、日系と外資の女性管理職数に関する記載もありました。女性管理職は現在、35.7%の外資系企業、37.5%のCSOで登用されていますが、日系企業は全体の8.6%と、まだまだ実例が少ないのが現状。今後はマネージャークラス以上の女性のキャリアをどうサポートしていくか、新たな取り組みが各社に期待されそうです。

 

(文・栗山 鈴奈)

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