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製薬業界とMR(医薬情報担当者)の今年。2012年を振り返って

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[ 2012年12月27日(木) ]

今年も残りわずかとなってきました。
2012年という年を振り返ると、この製薬業界では特許切れ問題が続く中、実に様々な出来事がありました。

当コラムでご紹介した限りでも、接待禁止令(プロモーションコードの改訂)、ジェネリック普及の兆し(後発医薬品調剤体制加算による後発薬市場の変化)、新興市場の成長(インド製薬企業の躍進とエーザイ・タケダ等のインドへの進出)、iPS細胞をはじめとする新しい技術の芽生えなど…来年以降に繋がる様々なトピックスがありました。

そういう意味では、MRを取り巻く環境が、大きく変化し始めた年だったと言えるのではないでしょうか。

今年の初め、2012年という年は、日本のMR誕生100年を迎える年だというお話をしました。明治45年(1912年)、二宮 昌平が東京巣鴨病院薬局長からロシュの社員へと転身し、日本初のMRとなってから、今年はちょうど1世紀分の節目の年。

101年目となる来年は、新しい歴史の始まりの年でもあります。厚生労働省が進めるアクセス制度(日本版CU制度)の創設はもとより、製薬企業各社が準備を進めている施策の数々が大きく花開き、業界全体がより活気づくことを、願ってやみません。

MRのみなさん、今年もお疲れ様でした。来年も、MR BiZをどうか宜しくお願い申し上げます。それでは、良いお年を。

(文・須藤 利香子)

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