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各社の年頭所感・新薬開発展望に見る2013年製薬業界の行方 その1

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[ 2013年01月10日(木) ]

新年、明けましておめでとうございます。
本年も何卒、MR BiZを宜しくお願い申し上げます。

2013年の第1回目のコラム。先日発表された製薬会社各社の年頭所感や『新薬開発展望』は、もうご覧になりましたか?
日刊薬業(平成25年1月9日号)の『今年の新薬開発展望』を眺めると、内資系メーカーの多くでは、世界市場に対する『勝負』『競争』をキーワードにした内容が目に付きます。

アステラス製薬をはじめとする各社がアンメット・メディカル・ニーズを満たす画期的新薬の創薬に意欲を見せていることに加えて、塩野義製薬や大日本住友製薬がノーベル賞を受賞した山中氏のiPS細胞をはじめとするイノベーション技術を活用した、メイド・イン・ジャパンの新薬創薬を熱弁。世界に先駆けた日本発の創薬、日本の製薬業界の勃興を標榜する内容が多く見受けられました。

4月の薬価改定で最も影響を受けたエーザイだけが、日本国内の政権交代や、民主党政権下にあらわになった国内課題(段階的消費税の法制化や老齢化に伴う医療費・薬剤費の増加など)に触れつつ、慎重に自社のつま先を見つめるような内容だったのが印象的でした。

一方、外資系企業では、世界市場を包括した意見が目立ちます。

ノバルティスファーマは、特許切れ問題に加えて近年の開発費の上昇と新薬開発の効率悪化という反比例の構造を懸念。ノボ・ノルディスク・ファーマは、「世界的な医療費抑制の風潮や、開発コストやリスクの急騰、急速なグローバル化」(日刊薬業平成25年1月9日号より)から、「今年はいっそう熾烈な競争の時代になる」、と指摘しています。

このように、国内外ともに『競争』の文字が躍る中、世界最大手のファイザーは少し様子が異なっていました。気に掛かります。ファイザーが掲げたのは、『競争』ではなく、『共闘』だったのです。

この続きは次回、詳しくお話ししたいと思います。

(文・須藤 利香子)

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