面接で、これだけはやるな、というポイントはありますか? ディテールで病院訪問するときと同じ感じで大丈夫でしょうか…。

面接で注意すべきこと、マナー違反にあたるのは、主に下の通りです。

・遅刻をする(遅刻は厳禁です)

・受付で要領を得ない(受付では名前と用件とどなた宛かをハッキリと)

・担当者を待つ際の態度が悪い(姿勢良く。社内の人が通った際は挨拶を)

・ドアを後ろ手に閉める(ドアを閉める際はきちんと後ろを向いて手を添えて)

・勝手に上座につく(指示されない限り下座に座る)

・「どうぞ」と促されていないのに座る(言われるまでは立っていること)

・姿勢が悪い、表情が暗い(感じの良さを出さないと、印象は悪くなるばかりです)

・フケがついている、ネクタイが曲がっている(身だしなみには最大限の配慮を)

・面談中にガムを噛んでいる(エチケット以前の問題です)

・横柄な言葉遣い(絶対に敬語で話し、挑発的なこと、中傷をしないこと)。

・協調性や常識に欠けすぎる受け答え(なりふり構わぬ自己主張は失礼に当たります)

・言葉のキャッチボールができない(聞かれたことには適切・簡潔に答えましょう)

・腕時計や壁掛け時計などに目をやる(時間を気にしない)。

・目が泳ぎっぱなし、目をそらす(相手の目を見て話しましょう)

・携帯電話を鳴らしてしまう(携帯の電源はオフ。間違っても通話はしないこと)

質問にあったように、普段の商談と、基本的なマナーはさほど変わりません。ですが、「普段通りで良い」と考えるのは、やめた方が無難です。

なぜなら、営業職の面接は、他の職種よりも厳しく態度をチェックされるからです。

面接官は、「面接中のあなた=仕事でドクターと話しているときのあなた」という印象で見ています。ちょっとでもおかしな姿を見せてしまうと、「この人はディテーリングでもこういう態度を取る」と思われてしまいます。

ディテーリングで自分は場慣れしているから、と油断しないようにしましょう。面接には、あなたと同じ「場慣れしているMR」が他にもたくさん来ているのです。

面接では、普段と同じと高をくくらず、かなり気を引き締めて臨みましょう。

面接とディテーリングは別もの。営業成績が良いからと言って、面接で玉砕してしまうMRは実のところかなりの数に上っています。

その理由は、ここに上げた以外にも大きな違いがあるため。面接ならではの攻略法を知らず、いつもの病院訪問時の感覚で受けてしまったために、かなり印象を悪くしてしまうことが起こるのです。

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