講演会や研修会を企画した経験って、アピールになるのでしょうか? 経験を積んだMRなら誰もがやる仕事のように思うのですが…。
職務経歴書に書けば、もちろんアピールになります。
講習会の経験から採用担当者に伝えられるのは、主に次の2つと言われています。
1つは成熟度と周囲の評価。「経験を積んだMRなら誰もがやる仕事」かもしれませんが、何年目で講演会を任されるかは人それぞれ。入社3年目から徐々に担当していくのが平均的ですが、優秀な場合は1年目、2年目から任されることもあるでしょう。「いつから講習会や研修会の企画を担当するようになったか」という情報から、採用担当者はあなたの実力や評価を読み取ろうとします。
もう1つは、MRの仕事に欠かせない、コミュニケーション力とネゴシエーション力です。講演会の開催に欠かせない、ドクターの招致には、巧みな交渉力と信頼が必要。企業の採用担当者は、講演会を任されていた実績から、ネゴシエーション力やコミュニケーション力をはじめとする“個人力”がどれくらい備わっているか、イメージすることが多いのです。
選考では、応募書類が全てです。履歴書や職務経歴書に書かれていないことは、経験がないのと同じ。過小評価されないためには、ただ書くだけでなく、的を射た記述が大切になるでしょう。
下記の項目を参考にしながら、講演会の概要と担当した内容を具体的に記しましょう。
・講演会、研修会の規模と時期
・役割(リーダーorサブリーダー)
・担業務内容(ドクターの招致、本社への経費交渉、招待状や食事の手配、サクラ客の用意など)
・実績(「結果、売上が○円UPした」「××の医師から▲▲というお褒めの言葉を頂いた」など)
ポイントは、実績だけでなく、そこに至るプロセスまで分かるように書くのが理想的です。