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将来性を求めるMRの方へ。安定的なニーズが期待される、骨・関節領域について

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[ 2011年06月23日(木) ]

60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人。

この数字が何を意味するものか、お分かりですか?
正解は、日本の骨粗鬆症患者。財団法人骨粗鬆症財団によると、現在、日本の骨粗鬆症患者数は推計1100万人、予備軍を含めると2000万人と言われています。

まさに日本人の10~20%近くが疑われるこの病気に対し、画期的な新薬が上市したのは昨年の秋。日本イーライリリーの「フォルテオ」という薬です。

これまで、日本イーライリリーの「エビスタ」を含め、骨粗鬆症の薬と言えば、骨のカルシウム分の血液への溶出を防ぐなど、骨吸収抑制作用・予防のものが主でした。フォルテオは、骨形成を促進し、骨折予防のみならず、骨の再構築作用が期待されるなど、独自の強みを持っています。

しかし、今年の秋には、旭化成ファーマと第一三共が同様の新薬を上市予定。日本イーライリリーとしては、両者の新薬がお目見えする前に市場を制すべく、MSK担当(骨粗鬆症担当)のMRを増員するなど体制を強化しています。

さらに、これまで売上を担ってきた「エビスタ」を骨折リスクの低い患者さん向けに、「フォルテオ」を骨折リスクの高い患者さん向けに打ち出すことで、相乗的な売上伸長を目指しているようです。

骨粗鬆症は人類が最も掛かりやすい病気のひとつと言われ、現代では運動不足や日光照射時間の不足、ステロイド剤の副作用などから、より骨粗鬆症リスクが高まっています。これからの高齢化社会、患者数は確実に増加するでしょう。

フォルテオとその競合製品の他にも、骨・関節領域では、続々とインパクトのある新薬が上市を控えています。これから成長が見込まれる同領域は、MRとしてもやりがいがあるでしょう。骨・関節領域のMRは、特別な専門性などが必要ないため、比較的ハードル低く転職することができます。しかも今はまだ、他領域からの流入がまだ活発化していません。

MRとして将来性のある領域を目指すなら、ぜひとも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

(文・須藤 利香子)

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