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キムリアにゾルゲンスマ…新たなモダリティにMRはどう対応すべきか

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[ 2019年06月13日(木) ]

キムリアにゾルゲンスマ…新たなモダリティにMRはどう対応すべきか1回2億3000万円--。超高額な遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」が米国で承認され、話題となっています。脊髄性筋萎縮症という遺伝性の神経難病に対する治療薬で、1回の投与で高い効果をもたらすとされています。

ゾルゲンスマは日本でも申請中。今年夏にも承認される見通しで、1億円超えが確実視されています。日本では5月に1回3350万円のCAR-T細胞療法「キムリア」が保険適用されたばかり。細胞治療や遺伝子治療など、新たなモダリティの医薬品が続々と登場しています。

こうした新しいモダリティの製品は、製薬企業のセールスやマーケティングのあり方も大きく変えると言われています。「厳重な温度管理を必要とするものが多く、ロジスティックの整備が非常に重要になる。投与にあたって特別な手技を要するものもあり、医療機器営業のように手術室や診察室まで踏み込んだサポートが求められるようになるかもしれない」。ヘルスケア領域で活躍するコンサルタントの増井慶太さんはこう予想します(AnswersNews「連載・モダリティ新時代【1】MR 高度化の要請―変わる製薬会社のセールス&マーケティング」)。

新規モダリティの製品では、有効性・安全性にとどまらず、テクノロジーや製造方法、流通、患者の層別化など、幅広く、かつ高度な知識がMR(医薬情報担当者)にも求められることになりそうです。

キムリアやゾルゲンスマが、どんな流通体制を敷き、どんな情報提供活動を行なっていくのか。しっかりとウォッチしておきたいところです。

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