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【メソッド2】 ドクターとの接し方:院内での立ち振る舞い

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MRは、自分の行動や言動のすべてに責任を負わなくてはなりません。

しかし、時に自分の行動や言動が正しいのかどうか、ふと不安になることはありませんか?

新人MR時代は大目に見てもらえていた部分も、MRとしての最低限の常識を逸脱すると、絶対に許してはもらえません。

今回は、院内活動における「MRとしての最低限の常識」を考えてみましょう。

駐車場

■駐車場は、医療機関の敷地です。「院外」ではなく「院内」であることを忘れずに。
■駐車場はMRのためではなく、患者さんのためのものです。空きが十分であっても、最も遠い位置に駐車します。MRは健常人です。患者さんより利便性が高くてはいけません。
■病院などの広い駐車場では、入場から駐車までの徐行を必ず遵守してください。
駐車場におけるMRの行為として多くの事例があります。
駐車場内でご高齢の患者さんにクラクションを鳴らしたMRが出入り禁止になった事例。また、1台の空いているスペースを障害のある患者さんに譲らないで、出入り禁止になった事例。
その逆に、多くの空きスペースがあるにもかかわらず、あえて最も遠い位置に駐車した光景をご覧になった院長先生からお褒めの言葉をいただいた事例。

繰り返しますが、駐車場は医療機関の敷地です。

待合室

■靴を脱ぐ場合、脱いだ靴は「患者さんが優先」であることを意識した位置に向きを変えて置きましょう。患者さんがほとんどいない場合であっても、絶対に中央には置かないように。
■待合室が混雑している場合、たとえ1つか2つ席が空いていても座るべきではありません。スーツを着たMRが3人掛けの椅子の中央で患者さんの間に座っている光景は、誰が見ても異様です。
■鞄から資材を出してはいけません。面談前に予習したい気持ちはわかりますが、資材を患者さんの目に決して触れさせてはなりません。「警告」や「禁忌」などの文字が患者さんの目に入ると患者さんは不安に思います。
■待合室の雑誌などを読んではなりません。これは待っている患者さんのためのもので、MRのためのものではありません。
■快活な行動は必要ですが、患者さんの前では静粛が望まれます。受付に面談の申し入れをする際やドアをノックして入る際に、あまり大きな声を発するべきではありません。

待合室はスペースが狭いため、駐車場以上に気を使わなければなりません。
受付の方はMRの様子をご覧になっています。MRの態度が目に余る場合は、受付の方から先生に伝わります。ここでも出入り禁止になったMRの事例は多くあります。
また、歩行が困難な患者さんを支えてあげたり、ドアを開けてあげる行為は、高く評価されます。

病院の廊下・エレベーター

クリニックとは異なり、病院では廊下や階段・エレベーターなどのパブリックスペースが多くあります。誰から見られても不快感を与えない行動が望まれます。

■節度ある「歩き方」を心がけましょう。患者さんがいる前で走ったり何度も往復したりすることは厳禁です。
■高層棟でない限りエレベーターには乗らないことが原則です。乗り合わせた先生や看護師の方には、少なからずとも嫌悪感があるはずです。ましてや患者さんから見れば「階段を使うべき健常人」として見られています。また、高層階でエレベーターを使用している場合、途中階でストレッチャーや車いすの患者さんが乗り込んできた際は、当然優先して途中階で降ります。

どの場面でも大事なことは、常に患者さんが優先であることを強く意識することです。
MRは常に誰かに見られていることを忘れないでください。

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出典:新人MRマニュアル(発行:株式会社SCICUS)より改編

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