自分では普通に情報提供をしていたはずなのに、なんとなく先生のご機嫌が悪い・・・
こんな経験はありませんか?
もしかすると、情報提供の仕方を工夫する前に、まずは基本的なマナーの確認をした方がいいかもしれません。
ボールペンの先で資料を指してはいませんか?
ボールペンの先で資料を指すのはNGです。
先生にグラフの説明をする際、細かいところを指すのに、時々ボールペンの先を使っているMRがいます。
実はこれは言語道断の行為なのです。
筆記用具の先で示すことは、上から目線で「ここを見ろよ」と指示しているようなものです。
説明時にはできるだけ筆記用具を使わないようにすること。
用具を持った時点で、それは「指示」となるのです。
もうひとつ見落としがちなのが、手の甲を見せるか、掌をみせるか。
先生の前ではなるべく指をそろえた状態で掌を上にして示します。実は、手の甲を上にして示すのは、上位者が下位者に対してする行為なのです。
ただ、資料が細かく、どうしてもグラフの細かい部分を示す必要がある時もあるでしょう。
そんな場合には、先生に「失礼ですが使わせていただきます」と断って、ボールペンの頭の部分を使って示すとよいでしょう。
面談の時に座る位置を考えていますか?
面談の時に座る位置はどこがいいでしょう?
実は座る位置(ポジショニング)も重要です。
先生の机に後ろからアプローチする場合、右から入っていくと資料の提示がスムーズです。一般的にはデスクの右に引き出しがあるため、そこにわずかなスペースがあるからです。
注意するのは正対する場合です。
真正面に座ると「対峙」の状態になり先生を圧迫することになります。正面に座る場合は、若干左にズラして座ります。
加えて右に体を少し回転させると、資料の提示がスムーズです。
座るタイミングは状況次第です。
原則は先生から「どうぞかけてください」といわれるまでは座るべきではありません。促されないうちに勝手に座るのは論外です。しかし、明らかに立ったままであると不自然と思われる場合や、資料提示が多く座って説明したい場合などは、先生に一言「かけてもよろしいでしょうか?」と断れば問題はありません。