MRはいつも追われています。
販売実績だけでも、計画進度、前年比、シェアといろいろな角度から数値が出され、これが毎月、四半期、半期、年間ごとに示されます。
好調の時はすべてがうまくいくのですが、不調になるとすべて未達成になってしまいます。
毎月の販売計画達成率が悪ければ、必然的にその四半期の達成率も悪くなります。
そして半期、年間の達成率も悪くなり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
なにか抜け出す方法はないものでしょうか?
ターム別に戦略を考える
マーケティングの基本として、「市場調査」から「戦略立案」というステップがあります。
この「戦略立案」を工夫することにより、負のスパイラルから抜け出すことができます。
その工夫とは「ターム別に戦略を考えること」です。
すぐ結果を出す仕事、3ヵ月後に結果を出す仕事、半年後、1年後と明確に分けることです。
新規採用も販売実績アップにしても、短期間で出る成果は小さく、長期にわたって取り組んだ成果は大きいものです。
大事なことは、各タームの課題を同時に進めることです。
自分で期限を決めない課題は意味がありません。
国も企業も目先の施策と中期ビジョンとを分けて進めています。
漫然と会社から示されたプロモーションを進めるのではなく、自分でタームを定めた課題を示すロードマップを作ることです。
業種を問わず多くの企業で「目標管理シート」が取り入れられています。
この活用には賛否両論ありますが、自分のために「課題進行表」として活用するには非常に有効です。
前向きに「戦略立案」を考えると、有効な施策が見えてきます。