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【メソッド7】プレゼンテーションのノウハウ:プレゼンの4つのタブー

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説明会でのプレゼンテーションは誰でも緊張するものです。

プレゼンテーション・スキルは、本で学ぶものではなくカラダで覚えるものとよく言われ、MRのプレゼンテーション・スキルについて、具体的に書かれた本はほとんどないようです。

プロのインストラクターからの指導や、営業所内での製品説明会を想定したトレーニングなど、さまざまな訓練を受けていると思いますが、説明会で絶対にやってはいけない4つのタブーをご存じでしょうか?

MRのプレゼン 4つのタブー

レーザーポインターのグルグルまわし
レーザーポインターの使用は、極力少なくすることが基本です。
ポインターはその名のとおり点を指すもので、これをグルグルまわされては、見ている方は不愉快です。目がまわることはないにしても、イライラするものです。

長い文面をレーザーポインターでなぞりながら喋ることもやめましょう。見ている方は「君に指されなくてもわかっているよ」と言いたくなります。

レーザーポインターが登場する前は「指示棒」というものを使っていました。要するに「ここを見ろよ」と指示する「上から目線のツール」なのです。使用は最小限にするのが鉄則です。

また、スクリーンに向かって左に立つ時は左手で、右に立つ時は右手1本でレーザーポインターを持つことが基本です。細かいところを指す場合は、空いている手で支えるとポインターが固定されます。

首より上に手をやる

具体的に例を示すと、失敗してしまった時に照れ隠しに頭をかいてしまうような行為です。また、無意識のうちに自分の顔を何度も触ってしまう人が多くいます。
緊張すると、普段とは違った動作が無意識に出るものです。

特に注意しなくてはならないのが女性MRの髪です。説明会の時には必ず髪をまとめましょう。
スライドのコマ送りでパソコン操作をする度に髪を上げるしぐさは見ていてイライラします。

先生方に背中を見せる
準備不足でスライドの内容を覚えていないと、どうしてもスクリーンを見ながら説明することになります。
そうなると、プレゼンターは目線を配るどころかスクリーンの文字面を読むことで精一杯です。

テレビのニュースでキャスターがカメラを見ず、ひたすら机の原稿を読んでいる状態を想定してください。これと同じです。

プレゼンターは観客に背中を見せてはなりません。主役である先生方を背にしては失礼です。レーザーポインターを使う時は、体を少しだけねじれば大丈夫なはずです。

後ろに手を組む
プレゼンターであるMRは、自然に腕を下ろすようにします。
前に手を組むことはまだ良しとされますが、後ろに手を組むことは絶対にしてはなりません。後ろに手を組むことは、上位者が下位者に対してとるポーズです。

このほかにもいろいろ「クセ」はあるものです。また「クセ」は自分で気付かないことが多いものです。

営業所でトレーニングを実施する際は、必ずクセを指摘してもらいましょう

プレゼンテーションはうまくやることが目的ではない

自分が思い描いたとおりのプレゼンテーションができ、完璧な説明会だったと満足したにもかかわらず、その後成果に結びつかないということも多々あります。
その逆で、何度も噛んでしまい緊張のあまり何を喋ったか覚えてないような説明会の後に処方が増えることがあります。

説明会はうまくやることが目的ではありません。キレイに見せることが第一であれば、プロのアナウンサーを使って収録したDVDを再生すればよいとは思いませんか?

説明会の評価はMRではなく、先生が決めるものです。「今日の説明会はうまくいったぞ」と自分で評価しても、先生のレスポンスが低ければ失敗です。

MRのプレゼンで一番大切なこと

説明会で最も重要なことは「熱意」です。
うまくプレゼンテーションすることも必要ですが、真摯に取り組む姿勢が重要なのです。

説明会は実施する日の1週間前から始まっています。

病院の医局で実施するならば、1名でも多く出席していただけるよう先生方に出席のお願いをする。
そして説明会終了後には、出席されたすべての先生にお礼に伺う

これらはMRの熱意があってこそです。

プレゼンテーションをキレイに見せることは、持って生まれた資質に依るところが大きいですが、「熱意」は本人の気持ち次第です。
まず「熱意」を持ち、これにプレゼンテーション・スキルが備われば怖いものはありません。

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